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茶畑ジャスミン のエッセイ

粉物文化

 最近、東京では、たこ焼きがブームなんでしょうか?

★たこ焼き店★

 お好み焼きの専門店は、私が住んでいる東京にも昔から根付いていて、珍しくありません。
 少し前まで、関東では、たこ焼きと言えば、屋台やテイクアウト専門店、居酒屋のサイドメニュー程度だったように思いますが、最近、たこ焼きバーとか、たこ焼きカフェとか、たこ焼きをメインにした店が増えている気がします。
 先日行った粉物のお店では、テーブルの備え付け鉄板の端に、穴凹状のたこ焼き鉄板が、常設されていました。また、あるたこ焼きバーなる店では、オーダー以外に、卓上コンロにたこ焼き用の鉄板を乗せて、自分で焼くこともできました。

★たこ焼きのセルフ焼き★

 セルフ焼きでも、レシピが付いているので、誰でも簡単にできますが、お店の人に焼いてもらう方が、待っているだけで、安定した出来上がりが期待できます。きっと、プロに焼いてもらう方が、断然美味しいのではないかと思うのですが、たまには、自分らでやってみるのもワイワイ楽しいものです。
 油を引いて調理開始。粉を穴の八分目までいれて、たこを一切れずつ投入、葱や紅生姜、天カスを足す。さらに残りの粉を注いで・・・、焼けてくるのを待つ。串で、穴からはみ出した粉を集めつつ、ヒックリ返して、丸く仕上げる。焼肉やお鍋、バーベキューと同じですが、エンターテイメント性があって、盛り上がります。

★大阪の食文化★

 で、こういうときに、黙っていられないのが、大阪出身者。たこ焼きとお好み焼きは、自分に任せなさいと、張り切らないまでも、血が騒ぐタイプ。普段の鍋奉行も、こういう場では、大阪出身者に采配を譲ります。
 やはり、粉物は、大阪の食文化の代表ですね。
 一方、テレビで見ましたが、「大阪出身者は、全員お好み焼きが焼けると、世間は誤解していて困る」との意見。本当に困って、作り方を習ったという話まで登場していました・・・、まぁ、それほどの代物でもないと思うのですが・・・。ただ、関西では、基本、お好み焼きとかたこ焼きは、お店の人が焼くものだそう。関東は、特にお好み焼きはセルフ焼きが珍しくないですね。
 それにしても、大阪の家庭には、一家に一台、たこ焼き器があるというのは、どうもホントのようです。

★お好み焼き定食★

 今では、世間に周知されてきた、驚くべき「お好み焼き定食」。
 お好み焼きが、ご飯のおかずって、ありえない。なんで、炭水化物がおかずになれる訳?私的には、うどんに、ご飯がついてきたり、ミートソースの上にウィンナーが乗っていたりするのも、許せない。同じものをかぶせないでほしいよ、バランス悪過ぎ。
 と思ったのだが、人間、慣れとは恐ろしい。文句言いながらも何度か食べていると、だんだん、その違和感も薄らいてきて、これもありだなと思えてくる。だけど、他は許せても、お好み焼きはご飯のおかずにはなりません。お好み焼きは主食です。

★「お好み」パーティ★

 たこ焼きパーティも、若者の間で流行のようで、「たこパ」などと呼ばれたりしているようですが、大阪出身者に「お好み」パーティと言われて、最初、ポカン・・・。
 何のこと?「お好み」って、おかしくない?お鮨か天ぷら?と聞いたら、大阪では、お好み焼きのことを「お好み」って略すらしい・・・。
 ふ〜ん。それ、なんか、別のパーティみたいだわ。