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茶畑ジャスミン のエッセイ

盲腸の疑い その7

 憩室炎に病んだ年末。年明けには、晴れて、完治のはずが・・・。

★病院到着★

 病院玄関の機械で自動受付を済ませ、検査室に直行する。
 中に入ると、カーテンで仕切られた休憩用のベッドがいくつか並び、その一室を割り当てられ、検査着に着替える。
 以前のときは、準備にはひどく苦しんだが、検査そのものは順調で、医師と一緒にモニターを見ながら、楽なものだったので、そんなに心配はしていないものの、ちょっと緊張。

★検査開始★

 検査室に入ると、主治医が待っていた。ベッドの周りに、検査機材がいろいろ配置されている。
 挨拶して、早速開始。着替えた時点で、中国の赤ちゃん服のようにお尻が割れたズボンを履いていたので、そのまま横になって、カメラの付いた管を挿入する。先ずは、一番奥まで管を入れていまい、その後、管を抜きながら診察していくそうだ。
 腸は、右側から上り、お腹を横切り、左側で下に降りて、直腸肛門と繋がる。それを逆流させていくわけで、左から横に方向を変えるところで、管がつっかえる。うっ。ここでお腹を見たら、きっと、管が突き出してきているような感覚ですよぉ。それまで平気だったのに、相当な恐怖感に襲われる。しかも、相当痛いですよぉ。

★恐怖との戦い★

 怖いし、実際痛いので、「痛い痛い」と訴えてみるが、慣れたもので、医師は、そんなことでは、全くひるまない。検査前に、稀に腸を傷つけることもあるというリスクの説明があったことを思い出す。頑張って痛みは耐えられても、怖いですぅ。口の中がカラカラだ。みっみっみずぅぅぅ。と、心の中で叫べど、腸の検査中に、水をもらえるわけがない。

★点滴どころじゃない天敵★

 あまりに痛がる(怖がる)ので、黙らせるために痛み止めの点滴を打たれることになった。まぁ、精神安定剤の代わりのようなものね。いまいち頼りなさげな看護士が現れ、準備をして、打ち始めるが、血管にうまく刺さらないらしい。へっへっへたくそっ!と叫びたい思いをぐっと堪える。
 場所を変えて打つが、今度は、腕に妙な違和感を感じる。もうどうにでもしてぇぇぇ。「腕痛いですぅぅぅ」というと、天敵看護士が、「あっ、薬がもれてます。打ち直しますから」って、後で聞いたら生理食塩水だけらしいが、もう腕がパンパンに膨れているじゃないですか。
 しかも、天敵看護師の焦っている様子が、ヒシヒシと伝わって、こちらは、マジで恐怖体験ですよぉ。
 すったもんだしているうちに、もう、痛み止めいらないでしょうってくらい、カメラは進んだようだが、天敵看護士はまだ打とうとしている。もう目を開けていられなかったけど、医師の看護士に対する呆れた様子が感じ取れなくもない。
 検査を中止する選択肢はないんでしょうか?ただの定期健診とかなら止めてもいいんだろうなぁ。一度病気している私は、目的が達成できるまで、許されないらしい(涙)。全身麻酔かけてでも、続行する気迫だ。

★やっと診察開始★

 そんなこんなで、苦労して、カメラは、やっと奥の検査スタートポジションに到達する。ホッとして、気を取り直す。
 ここから診察の始まりだ。医師と一緒にモニターを覗く。
 「この奥が盲腸ですね。」フムフム。右結腸を上に上がると、おっ、早速に憩室が発見される。「ありましたねぇ、憩室が。」袋状に窪みができて、くすんだものが・・・。便の残りらしいが、すぐに洗い流され、綺麗になった。
 こんな感じでいつも汚く詰まっているわけぇ?困るなぁ。これじゃあ、いつ炎症起こしてもおかしくないじゃない。憩室って、ホントに放っておいていいものなの?

★最後の難関★

 順調に、診察を進めながら管を抜き、最後、直腸あたりでカメラの向きを逆転させるという。何でそんな必要があるんですか?そんなことして、だっだっ大丈夫ですかぁ。想像すると、意気消沈する思いがあったが、お腹の中を、もぞもぞ移動しながら、逆転に成功し、無事に抜けてきたようだ。
 結局、ポリープも発見されず、一件落着。それにしても、ダメージが大きい検査でしたよぉ。ぐったり・・・。しばらく、ベッドで休んで、帰宅。(続く)